新着情報 / トピックス
トピックス_中国_2024年夏季電力需要を迎えた石炭在庫について2024.07.12
中国の国家エネルギー局(国家能源局)が、今夏の電力需要期を迎えて、石炭在庫在庫状況について公開しています。
电厂存煤超1.2亿吨 迎峰度夏煤炭供需大体平衡---国家能源局 (nea.gov.cn)
石炭在庫量は十分であり、大規模な異常気象に見舞われたりしなければ、今夏の需要ピークに対応できるとのことです。
电厂存煤超1.2亿吨 迎峰度夏煤炭供需大体平衡---国家能源局 (nea.gov.cn)
石炭在庫量は十分であり、大規模な異常気象に見舞われたりしなければ、今夏の需要ピークに対応できるとのことです。
トピックス_新化学物質環境管理登記_2024年上期登記状況について2024.07.08
新化学物質環境管理登記弁法(生態環境部_第12号令)が2021/1/1から施行され、申請・承認のがスムースり、増加して来ているようです。
2024年上期(1-6月)の承認状況は以下の様になっています。
・常規登記(>10MT/Y); 27件 (2023年上期:17件)
・簡易登記(1-10MT/Y);109件 (2023年上期:96件)
・備案申請(<1MT/Y); 整理中
常規登記された物質は、登記日から5年後に「現有化学品名録」に編入・公告されます。
2024年上期(1-6月)の承認状況は以下の様になっています。
・常規登記(>10MT/Y); 27件 (2023年上期:17件)
・簡易登記(1-10MT/Y);109件 (2023年上期:96件)
・備案申請(<1MT/Y); 整理中
常規登記された物質は、登記日から5年後に「現有化学品名録」に編入・公告されます。
トピックス_中国_レアアース管理条例(希土類管理条例)を公布2024.07.03
中国・国務院が<<希土類管理条例>>(レアアース管理条例)を公布しています。(2024.06.29、施行日は2024.10.01)
https://www.gov.cn/zhengce/content/202406/content_6960152.htm
2021年1月に国務院工業情報化部から首記の<<コメント募集草案>>が公開されていましたので、3年後に制定されたことになります。(本HP、2021.01.25の記事を参照願います)
本条例案の主な内容は以下の通り
1.国家の資源と産業の安全保障を確保する為に制定する。
2.希土類は国家の所有物であり、希土類資源の保護を強化する。
3.希土類採掘企業、製錬・分離企業は国務院工業情報化部が決定する。
4.採掘、製錬・分離に対して総量規制を実施する。
5.希土類製品のトレーサビリティ情報システムを構築する。
6.希土類の備蓄管理を行う。 等です
本条例の希土類とは、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)の17元素です。
https://www.gov.cn/zhengce/content/202406/content_6960152.htm
2021年1月に国務院工業情報化部から首記の<<コメント募集草案>>が公開されていましたので、3年後に制定されたことになります。(本HP、2021.01.25の記事を参照願います)
本条例案の主な内容は以下の通り
1.国家の資源と産業の安全保障を確保する為に制定する。
2.希土類は国家の所有物であり、希土類資源の保護を強化する。
3.希土類採掘企業、製錬・分離企業は国務院工業情報化部が決定する。
4.採掘、製錬・分離に対して総量規制を実施する。
5.希土類製品のトレーサビリティ情報システムを構築する。
6.希土類の備蓄管理を行う。 等です
本条例の希土類とは、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)の17元素です。
お知らせ_製品カタログの更新2024.06.10
取扱製品リストを更新しました。(2024.06.10)
トピックス_中国_「汚染物質排出許可管理弁法」を公布2024.05.27
中国生態環境部は「汚染物質排出許可管理弁法」を公布しています。(2024.04.01。施行日は7月1日) 上位法の「汚染物質排出許可管理条例」(2021年版)の規定に合わせて試行版が改訂されました。中国に生産拠点がある企業は、汚染物質を排出する際に同弁法で定められている要件を順守しなければなりません。
https://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk02/202404/t20240408_1070139.html
概要は以下の通り、
・汚染物質の発生量、排出量、環境への影響度を考慮して、「重点管理」、「簡易管理」、「登録管理」事業者に分類して管理する。分類は「固定汚染源排出許可分類管理名録」(2019年版)の規定に従う。(上記分類名録では、化学原料及び化学品製造業は主に重点管理又は簡易管理に分類されています)
・「全国汚染物質排出許可証情報管理プラットフォーム」の利用促進。汚染物質排出許可証の申請、受理、審査、承認決定、変更、延長、登録抹消、撤回の情報、及び各種情報(汚染物質の排出の種類、排出濃度、排出量、汚染物質排出制御施設の建設・運営状況、汚染物質排出許可証の実施報告書、自主モニタリングデータ)を、「同情報管理プラットフォーム」で公開する。
・自己モニタリング計画を作成・実施し、更に生態環境主管部門の監視装置とネットワークを構築する。
・また、汚染物質排出行為に対する監督に社会大衆が参加するよう奨励し、各人は違反行為を生態環境主 管部門に通報する権利を有す。
https://www.mee.gov.cn/xxgk2018/xxgk/xxgk02/202404/t20240408_1070139.html
概要は以下の通り、
・汚染物質の発生量、排出量、環境への影響度を考慮して、「重点管理」、「簡易管理」、「登録管理」事業者に分類して管理する。分類は「固定汚染源排出許可分類管理名録」(2019年版)の規定に従う。(上記分類名録では、化学原料及び化学品製造業は主に重点管理又は簡易管理に分類されています)
・「全国汚染物質排出許可証情報管理プラットフォーム」の利用促進。汚染物質排出許可証の申請、受理、審査、承認決定、変更、延長、登録抹消、撤回の情報、及び各種情報(汚染物質の排出の種類、排出濃度、排出量、汚染物質排出制御施設の建設・運営状況、汚染物質排出許可証の実施報告書、自主モニタリングデータ)を、「同情報管理プラットフォーム」で公開する。
・自己モニタリング計画を作成・実施し、更に生態環境主管部門の監視装置とネットワークを構築する。
・また、汚染物質排出行為に対する監督に社会大衆が参加するよう奨励し、各人は違反行為を生態環境主 管部門に通報する権利を有す。
お知らせ_ゴールデンウイークの営業について2024.04.19
ゴールデンウイーク(4/27~5/6)はカレンダー通りに営業します。
トピックス_中国_排除する旧式危険化学品安全生産技術・設備目録(第2版)確定版の公布2024.03.20
昨年8月に応急管理部より、首記リスト(第2版)案が意見請求稿として公開されましたが、本年3月12日に確定版が公開されました。
(《淘汰落后危险化学品安全生产工艺技术设备目录(第二批)》的通知_应急厅〔2024〕86号)https://www.mem.gov.cn/gk/zfxxgkpt/fdzdgknr/202403/t20240312_481073.shtml
今回の第2版(決定版)では、“酸塩基交互式の固定床過酸化水素製造プロセスの禁止や、バッチ式又はセミバッチ式のニトロ化プロセスの制限等、7つの生産技術・設備が記載されています。
前回の第2版(案)では、ニトロ化プロセスについては、“42化合物のバッチ式/セミバッチ式ニトロ化プロセスの禁止”でしたが、決定版では27化合物に対する生産プロセスになっており、(案)から21化合物が削除され、新たにニトロベンゼン、ニトロトルエン等6化合物が加わりました。バッチ式のニトロ化反応については、危険性が高いことから、連続バッチ式ニトロ化プルセスや、マイクロリアクター、フローリアクターを用いる製造方式に変換するように求められています。
(《淘汰落后危险化学品安全生产工艺技术设备目录(第二批)》的通知_应急厅〔2024〕86号)https://www.mem.gov.cn/gk/zfxxgkpt/fdzdgknr/202403/t20240312_481073.shtml
今回の第2版(決定版)では、“酸塩基交互式の固定床過酸化水素製造プロセスの禁止や、バッチ式又はセミバッチ式のニトロ化プロセスの制限等、7つの生産技術・設備が記載されています。
前回の第2版(案)では、ニトロ化プロセスについては、“42化合物のバッチ式/セミバッチ式ニトロ化プロセスの禁止”でしたが、決定版では27化合物に対する生産プロセスになっており、(案)から21化合物が削除され、新たにニトロベンゼン、ニトロトルエン等6化合物が加わりました。バッチ式のニトロ化反応については、危険性が高いことから、連続バッチ式ニトロ化プルセスや、マイクロリアクター、フローリアクターを用いる製造方式に変換するように求められています。
お知らせ_製品カタログの更新2024.03.11
取扱製品リストを更新しました。(2024.03.11)
トピックス_中国_安全生産に関する3ヶ年行動計画_安委办[2024]1号2024.03.01
国務院安全生产委员会弁公室が、《安全生产治本攻坚三年行动方案(2024 - 2026年) 》_[2024]1号(訳:安全生産について根本的に解決・対処する為の3ヶ年行動計画)を公布しています。“本方案”では、8つの側面で合計20の具体的措置を提案するとともに、別途、各部門が主導する31の“部門別方案”が発表されています。部門別方案の中に“14.化学品及び危険化学品の安全生産に関する計画”があります。
安全生产治本攻坚三年行动主要任务 (mem.gov.cn)
ニトロ化等に関して以下の記載があります、
・特に、ニトロ化、過酸化物、ジアゾ化、フッ素化、塩素化を含むプロセスを“高危険性プロセス”と略称し、安全審査を厳格に実施する。
・硝酸アンモ二ウム、ニトロ化、石油・ガス貯蔵、花火・爆竹等の企業や産業移転の重点県や化工園区に対して、毎年専門化による指導サービスを行う。
・2024年末迄にニトロ化工程の改造を完了し、2026年末迄にジアゾ化、過酸化物化、フッ素化、塩素化工程の改良を完了する。
・ニトロ化工程を有する企業は、“旧式技術・設備目録”の要件に従って、2025年末迄にマイクロリアクターやフローリアクター等の新技術の導入を完了しなければならず、未完了の場合は撤退を命ず。
安全生产治本攻坚三年行动主要任务 (mem.gov.cn)
ニトロ化等に関して以下の記載があります、
・特に、ニトロ化、過酸化物、ジアゾ化、フッ素化、塩素化を含むプロセスを“高危険性プロセス”と略称し、安全審査を厳格に実施する。
・硝酸アンモ二ウム、ニトロ化、石油・ガス貯蔵、花火・爆竹等の企業や産業移転の重点県や化工園区に対して、毎年専門化による指導サービスを行う。
・2024年末迄にニトロ化工程の改造を完了し、2026年末迄にジアゾ化、過酸化物化、フッ素化、塩素化工程の改良を完了する。
・ニトロ化工程を有する企業は、“旧式技術・設備目録”の要件に従って、2025年末迄にマイクロリアクターやフローリアクター等の新技術の導入を完了しなければならず、未完了の場合は撤退を命ず。
トピックス_中国_2024年春作及び年間の化学肥料の供給・価格安定化に関する通知2024.02.14
肥料の3要素、窒素、リン酸、カリの中で、中国は世界のリン酸肥料の約35%を生産し、窒素肥料と共に生産量が世界一のようです。カリもカナダ、ロシア等に次ぐ一大生産国です。中国は安全保障の観点から、食料の安定供給を重視しており、化学肥料の確保に力を入れています。(以前は化学肥料の使用を抑制し、有機肥料に転換する政策を進めていました) 国家発展改革委員会から、「2024年春作及び年間の化学肥料の供給・価格安定化に関する通知」が出されています。(2024.02.08)
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/tz/202402/t20240208_1364021.html
主な内容は、
昨年12月には中国政府が化学肥料の原料として使われる尿素とリン酸アンモニウムの輸出規制を強化したとの情報がありました。尿素とリン酸アンモニウムは化学肥料の主要原料で中国は世界有数の生産国ですが、中国内の需給が逼迫していることが背景とみられています。
https://www.ndrc.gov.cn/xxgk/zcfb/tz/202402/t20240208_1364021.html
主な内容は、
- 化学肥料生産の安定化(化学肥料生産の為の電力確保、“工場が稼働できる状態なら稼働させる”)
- 原材料供給の確保(石炭等を必要とする生産企業に石炭・ガスを供給する、リン鉱石生産企業の支援、カリ資源の開発支援)
- 化学肥料の流通促進(化学肥料・生産原料のスムースな輸送確保)
- 化学肥料の備蓄量の管理(化学肥料の商業備蓄の管理強化)
- 化学肥料の輸出入業務管理の強化(カリ肥料及びリン鉱石、硫黄等の重要生産原料の輸出入優先化)
- 化学肥料市場秩序維持(偽造肥料・粗悪肥料の取締り、価格違反行為の調査・対処)
- 科学的な施用方法の推進
昨年12月には中国政府が化学肥料の原料として使われる尿素とリン酸アンモニウムの輸出規制を強化したとの情報がありました。尿素とリン酸アンモニウムは化学肥料の主要原料で中国は世界有数の生産国ですが、中国内の需給が逼迫していることが背景とみられています。