新着情報 / トピックス

トピックス_中国_国慶節前後に於ける新型コロナ感染抑制措置について2022.09.12

中秋節連休(9/10~12)や国慶節休暇(10/1~7)、第20回共産党大会(10/16)を控える中で、中国国務院は新型コロナウイルスの局地的な再燃を踏まえて、9/10~10/31迄の期間に於ける感染抑制の取組強化策についての記者発表を行っています。(9月8日)

http://www.gov.cn/xinwen/2022-09/08/content_5708986.htm

内容は以下の通りです。

  • 国慶節の祝日は、地元で祝うようにする。(地方と都市間の移動を控える)

  • 航空機や高速列車等長距離移動手段を利用する場合、48時間以内のPCR陰性証明書が必要。

  • 省を跨いで移動した場合、現地でPCR検査を受ける。

  • ホテル等に入る時には、72時間以内のPCR陰性証明が必要。他省から戻った建設作業員は48時間以内のPCR陰性証明書が必要。

  • 研修や大規模な集会活動を制限する。開催する場合は、48時間以内のPCR陰性証明書が必要。


 この発表を受け、各地の人民政府は、其々具体的な対応策を作成しています。北京や南京、などの都市は新型コロナの感染動向に神経をとがらせており、住民に対し連休期間中の帰省や旅行を控えるよう呼び掛けています。上海市も不要不急の市外への移動を控えるよう要請しています。9/10~10/31の期間での長距離移動の抑制が主眼点ですので、貨物輸送に余裕を持たせることが必要かも知れません。

 

新消息_四川省での電力不足による生産停止緊急通知2022.08.19

長江流域の干ばつによる水量不足により、四川省では水力発電量が低下する一方、酷暑による冷房用電力の需要増加により、民生用電力確保のために、6日間の工場生産停止命令が出されています。(8/15~8/20まで)

 四川省に於ける電力需給関係は以下の様になっています。

・四川省に於ける発電設備容量は、水力発電が8,600万KWh、火力発電が2,000万KWhで、水力発電が80%以上を占めています。(中国内の水力発電量の21%を占める。)

・雨季(6月~10月)には水力発電量が過剰になるので、華東等に送電していましたが、今年は水不足の為電力が不足しています。(2021年の四川省の発電量は4,329億KWh、だが消費量は3,274億Kwh)



更に、重慶市でも8/17~8/24まで電力制限を実施するとのことで、このまま降水量が少ないと、更に影響が拡大するかも知れません。

 

トピックス_中国_応急管理部による重大危険源企業への特別監査2022年第1回_結果概要2022.08.08

応急管理部による重大危険源企業に対する“特別監査”の結果概要がwebで報告されていましたので、お知らせいたします。(本トピックス欄_2022年6月29日の記事もご覧ください)

https://www.mem.gov.cn/xw/yjglbgzdt/202207/t20220728_419226.shtml

概要は、以下の通りです。(仮訳を添付します)

・60地区/市、54化工園区、184危険化学企業を検査し、2,700項目の潜在危険性を指摘した。

・安全生産条件を満たさない19企業に対して、生産停止を命じるよう地方組織に指示した。

 

7月の化学企業の事故件数は1件(7月2日に中毒事故;漢中亜鉛工業特殊材料有限公司)だけであり、効果があったようです。(2022年1~6月で32件。月平均5件) 今秋の共産党大会の為に安全環境を整備すると宣言していますので、暫くは安全管理強化の為に化学企業の稼働率が低下するかも知れません。

 

トピックス_中国_農薬登録情報_顆粒剤と輸出専用農薬について_農業農村部2022.08.03

中国・農業農村部のwebに公開された”農薬登記信息(2022年第21期)”に、農薬登記審査委員会による、①顆粒剤の登録についてと、②輸出専用の新農薬登記の為の毒理学的調査資料に関しての新しい見解が掲載されています。内容は以下の通りです。

①顆粒剤について:土壌伝染性病害、土壌害虫の防除以外の施用は原則として承認しない。

②輸出専用の新農薬登記の為の毒理学的調査資料について:JMPR、EFSA、USEPA等で公開されている資料を提出できる。この資料を提出できない場合は<<毒理学試験報告書>>を提出する。

お知らせ_夏季休暇はありません。2022.07.15

弊社では各自で夏季休暇を調整しますので、カレンダー通りに業務を行います。

トピックス_タイ_工業省告示:有害物質リスト5.6の有害物質の届出に関する改正2022.07.08

タイ工業省は、2022年6月27日、官報にて「工業省告示:リスト5.6に基づく有害物質の生産及び輸入に関する届出・仏歴2565年(西暦2022年)」(T_0012.PDF (soc.go.th))を告示しました。本告示は、2015年から運用が開始されている有害物質リスト5.6の有害物質の届出制度を改正するもので、これまで製品ベースで行われてきた届出単位が、成分ベースへと切り替えられます。本告示は公布から90日後(2022/9/26)に発効し、2015年から運用されてきた旧告示は廃止されます。

トピックス_中国_新化学物質環境管理登記状況 について2022.07.08

新化学物質環境管理登記弁法(生態環境部_第12号令)が2021/1/1から施行され、申請・承認の情報公開がスムースに行われて来ています。

2022年上期(1-6月)の承認状況は以下の様になっています。

・常規登記(>10MT/Y);2件

・簡易登記(1-10MT/Y);86件

・備案申請(<1MT/Y);公開されませんが、数百から数千のようです。

 常規登記された物質は、登記日から5年後に「現有化学品名録」に編入・公告されます。

トピックス_中国_応急管理部による危険化学品重大危険源企業に対する監査2022.06.29

今年6月に、上海石化の火災・爆発事故(6/18)等危険化学品企業による重大事故が3件発生しています。この為、国務院・応急管理部は8つの作業グループによる、特別検査を危険化学品重大危険源を持つ企業に対して実施します。

https://www.mem.gov.cn/xw/yjglbgzdt/202206/t20220625_416714.shtml

 

3つの危険化学品重大事故とは、以下のものです。(発生日)

・中国石化・茂名石油化工有限公司(6/8):ポンプ漏れで火災発生。2人不明(死亡)。

・甘肃滨农科技有限公司(6/16):汚泥乾燥工場で爆発。死者6名。

・中国石化・上海石化化工(6/18):エチレングリコール工場で爆発火災。1名死亡。

(尚、昨年は6月に化学工場で発生した死亡事故は2件です)

 

秋に予定されている中国共産党の全国大会を成功させる為に、安全環境を作ると述べており、秋までの期間、危険化学品企業の安全操業に対する監督・管理が強化されるようです。

 

お知らせ_製品カタログの更新2022.06.24

取扱製品リストを更新しました。(2022.06.24)

トピックス_中国_2022年夏季自然災害の発生予測_応急管理部2022.06.17

中国の国家防災委員会事務局と応急管理部は、今夏季に於ける自然災害リスク状況を分析し、公表しています。(https://www.mem.gov.cn/xw/yjglbgzdt/202206/t20220607_415066.shtml)

・中国大陸に上陸する台風は、4~5個で例年並みと予測しています。

・北部地域では、洪水、暴風、雹による災害発生の可能性が高い。

・西北部、華中の南部、華南の北部では、干ばつのリスクが高い。 とのことです。