新着情報 / トピックス

トピックス_中国_国務院が両用物品輸出管理条例を公布2024.10.25

輸出管理法(2020.12.1施行)に基づき、両用物品(*民生用だが、軍事転用可能な物品)の輸出管理を強化・規範化する為の下位法規として、“両用物品輸出管理条例”が公布されました。(2024.12.1から施行)

輸出管理法が定める関連法律制度をさらに具体化・実施し、両用品目の輸出管理に関する統一された行政法規として制定したとのことです

https://www.gov.cn/zhengce/content/202410/content_6981399.htm

新華社電として簡単な内容説明がありましたので、仮訳を添付します。

https://www.gov.cn/yaowen/liebiao/202410/content_6981589.htm

・両用物品の輸出許可に関する条件、手順を詳細にした。

(両用物品の輸出業者登録制度は廃止するとのこと)

・両用物品の輸出許可に関する、管理リストの制定手順を明確にした。

・エンドユーザー及び最終用途の管理を厳格にする。

 尚、《两用物项和技术进出口许可证管理目录》は下記の商務部のHPに添付されています。

http://exportcontrol.mofcom.gov.cn/article/zcfg/gnzcfg/zcfggzqd/202312/941.html

 

トピックス_中国_ホスゲン及びホスゲン製品の生産安全標準の公布2024.10.09

ホスゲンは重要な化学原料ですが、毒性が強い為に重点監督管理危険化学プロセスとされています。9/30に国務院・応急管理部から国家標準「ホスゲン及びホスゲン製品の生産安全標準」が改訂、公布されています。(GB19041-2024:2025年3月1日施行)

https://www.gov.cn/lianbo/bumen/202409/content_6977714.htm

これまでの事故例を基に作成され、ジホスゲン、トリホスゲンに関する要件等を追加しています。2025/3/1の施行以降、これをもとに生産工場への監督検査が順次実施されると思われます。

 尚、国務院・応急管理部から<<精细化工企业安全管理规范(案)>>が“安全生産業界標準”の1つとして出されており(2024.8.26)、附録に記載されている14のプロセスの一つにホスゲン及びホスゲン化プロセスが取り上げられていましたが、GB 19041参照とのみの記載でした。

https://www.mem.gov.cn/gk/zfxxgkpt/fdzdgknr/202408/t20240826_498751.shtml

今回、国家標準として見直し、公布したことになります。

 

お知らせ_製品カタログの更新2024.09.13

取扱製品リストを更新しました。(2024.09.13)

トピックス_中国_アンチモン関連物質等の輸出規制 いついて2024.08.19

商务部・海关总署が共同で“アンチモン関連物質等の輸出規制に関する公告”を出しています。(2024年第33号;2024.08.15) 目的は、(軍需民需)両用物質の不拡散となっています。

商务部 海关总署公告2024年第33号 关于对锑等物项实施出口管制的公告 (mofcom.gov.cn)

 対象物質を中国から輸出する際には、中国の輸出業者は必要書類を提出して申請し、許可を得る必要があります。必要書類には、エンドユーザー及び最終用途の証明書、輸入業者及びエンドユーザーの情況照会書が求められています。

 アンチモンは、中国・湖南省が主産地で、2021年の世界鉱石生産量比率は、中国48%、タジキスタン19%、ロシア19%となっています。用途は難燃剤、鉛電池の電極、合金素材で、ターゲットは半導体・オプトエレクトロニクス産業用のスパッタリング材料のようです。尚、アンチモンは「希土類管理条例」の対象となる希土類には含まれていません。

 

トピックス_中国_7種類の物質を《易制毒化学品管理条例》の附表に追加2024.08.09

公安部等6部門は共同で、4-(N-フェニルアミノ)ピペリジン等7種物質を《易制毒化学品管理条例》の附表に追加すると公布しています。(公布:2024.08.05、施行:2024.09.01)

(注:”易制毒化学品管理条例”とは、日本の”麻薬向精神薬取締法”に相当します)

https://m.mps.gov.cn/n6935718/n6936579/c9690580/content.html

易制毒化学品は第1類(主原料)、第2類・第3類(副資材、例:無水酢酸)に分類されますが、今回の7物質は、いずれも第2類として扱われます。

 中国では、易制毒化学品の生産、販売、購入、運輸及び輸入・輸出は、この条例で規制され、易制毒化学品を輸入(出)する前に中国企業は下記の書類を提出し輸出(入)許可を取得する必要があります。(対外貿易経営者登録証明書(外商投資企業の合格証明)写し、営業許可証副本、易制毒化学品製造等許可証及び登録証明書、輸入又は輸出契約書副本、取扱者の身分証明材料)

 

トピックス_中国_精細化工産業創新発展実施方案(2024-2027)について2024.07.26

工業情報化部は他の9部門と共同で「ファインケミカル産業の革新的発展実施計画(2024~2027年)」を発表しています。

https://www.gov.cn/zhengce/zhengceku/202407/content_6962816.htm

 ファインケミカル産業のハイエンド化、グリーン化、スマート化に向けた発展を目指すもので、2027年までに世界一流企業を5社、“小さな巨人”企業を500社、競争力の高い化工園区を20以上育成するのが目標です。

お知らせ_夏季休暇はありません。2024.07.22

弊社では各自で夏季休暇を調整しますので、カレンダー通りに業務を行います。

トピックス_中国_2024年夏季電力需要を迎えた石炭在庫について2024.07.12

中国の国家エネルギー局(国家能源局)が、今夏の電力需要期を迎えて、石炭在庫在庫状況について公開しています。

电厂存煤超1.2亿吨 迎峰度夏煤炭供需大体平衡---国家能源局 (nea.gov.cn)



石炭在庫量は十分であり、大規模な異常気象に見舞われたりしなければ、今夏の需要ピークに対応できるとのことです。

トピックス_新化学物質環境管理登記_2024年上期登記状況について2024.07.08

新化学物質環境管理登記弁法(生態環境部_第12号令)が2021/1/1から施行され、申請・承認のがスムースり、増加して来ているようです。

2024年上期(1-6月)の承認状況は以下の様になっています。

・常規登記(>10MT/Y);  27件  (2023年上期:17件)

・簡易登記(1-10MT/Y);109件  (2023年上期:96件)

・備案申請(<1MT/Y);  整理中

 常規登記された物質は、登記日から5年後に「現有化学品名録」に編入・公告されます。

トピックス_中国_レアアース管理条例(希土類管理条例)を公布2024.07.03

中国・国務院が<<希土類管理条例>>(レアアース管理条例)を公布しています。(2024.06.29、施行日は2024.10.01)

https://www.gov.cn/zhengce/content/202406/content_6960152.htm

 2021年1月に国務院工業情報化部から首記の<<コメント募集草案>>が公開されていましたので、3年後に制定されたことになります。(本HP、2021.01.25の記事を参照願います)

 本条例案の主な内容は以下の通り

1.国家の資源と産業の安全保障を確保する為に制定する。

2.希土類は国家の所有物であり、希土類資源の保護を強化する。

3.希土類採掘企業、製錬・分離企業は国務院工業情報化部が決定する。

4.採掘、製錬・分離に対して総量規制を実施する。

5.希土類製品のトレーサビリティ情報システムを構築する。 

6.希土類の備蓄管理を行う。       等です

 本条例の希土類とは、ランタン(La)、セリウム(Ce)、プラセオジム(Pr)、ネオジム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、エルビウム(Er)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)、スカンジウム(Sc)、イットリウム(Y)の17元素です。